TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

2014年4月

大根田トマト農園

自然に左右され、やりがいがある

 宇都宮市上籠谷、のどかな田園風景が広がる一帯で、両親と共にトマト農園を営む大根田さん。複数あるハウスの総面 積は33アール。この時期は出荷に向け、連日収穫に励み、多忙な毎日を送る。  早くからトマト農家を志していたという大根田さん。農業大学校卒業後は、両親が営んでいる農園に従事し、今に至る。日々の収穫量は一日に3,000個以上で、青い実の状態で収穫し、店頭に並ぶ頃には、真っ赤なトマトに仕上がる。また、 収穫時に真っ赤に熟したトマトは「あぜみち」で販売をしている。「病気はもちろん、水分、温度の管理に一番気を配ります」と大根田さん。「桃太郎」という品種を育てているが、水分量、温度がしっかり管理されてこそ、大きさ、甘みのバランス取れたものが実る。「管理は重要ですが、天候など自然環境に左右されます。そこが難しさでもあり、魅力です。やりがいを感じます」と、トマト作りの醍醐味を語ってくれた。この時期の“春トマト”の収穫は6月下旬頃まで。その後8月下旬からは抑制栽培されたトマトが11月上旬頃まで続く。  今後は葉に二酸化炭素をよりよく吸収させ、自然の摂理に従い、光合成をしっかり行う新たな栽培方法にチャレンジしたいと語る。しっかりとした実が育つのだそう。現在31歳、若き農家のトマトへの愛情は深く、挑戦もまだまだ続く。私たちの食卓を支えるヒーローを引き続き応援していきたい。

Information

大根田トマト農園●おおねだとまとのうえん

宇都宮市上籠谷で、両親と3人でトマト農園を営む。

memo

大根田さんのトマトは「あぜみち」各店で購入ができる。

店頭に並ぶ頃に赤く熟すようなタイミングで収穫を行う。

大根田トマト農園のトマト

旬/春~初夏、秋~初冬

ビタミンC、リコピンが豊富で栄養価が高い。

サラダはもちろん料理での活用の幅も広い。

マツガミネコーヒービルヂング

* TSUNA-GU 店

Information

〒320-0807 宇都宮市松が峰2-8-3

電話:
028-634-5202
11:30~23:00(日曜/~18:00)
休:木曜
駐:有り
www.bldg84.com

* TSUNA-GU グルメ

ディナープレート

ワンプレートに彩りを加える大切な存在

 ほとんどの野菜を「あぜみち」で仕入れている同店。しっかり食事が摂れるディナープレートのサラダに添えられたトマトも同じく仕入れている。趣向を凝らした料理が並ぶ中、バランスのいい食事には鮮度の高い野菜も欠かせない大切な存在。

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Shop

ココ・ファーム・ワイナリーのワイン・ジュース

ココ・ファーム・ワイナリー 足利市

Information

〒326-0061

足利市田島町611
電話:0284-42-1194

フレッシュな果汁のおいしさを提供

 足利市のワイナリー製のワインとジュースを提供。特にジュースはブドウとマスカットを用意。果汁100パーセントでフレッシュな味わいと鮮やかな色合いが特徴的。単品はもちろん、ケーキセットでも選ぶことができる同店の人気の品。ワインは「いまここ」の赤・白が飲める。食事にも相性ぴったり。

成沢パン店のミニコッペ

成沢パン店 宇都宮市

Information

〒320-0043
宇都宮市桜3-3-23
電話:028-634-7085

店主が想い続けた老舗パン店の味

 地元を代表する酒蔵の一つ「惣誉酒造」による「存じやす」限定の純米大吟醸は、店主が毎年、樽ごとに試飲をして、自らの舌で確かめたものを、樽ごと買い付ける。火を入れず、原酒の状態のままボトルに詰め、一合1,800円で提供している。食事にも合う、繊細で力強い味わいが楽しめる。

scales department Antiquesのテーブル

scales department Antiques 栃木市

Information

〒328-0072
栃木市嘉右衛門町1-27

描いた雰囲気にマッチしたやさしい質感のテーブル

 カフェには居心地のいい空間が必要不可欠。構成するインテリアのひとつ一つにまでこだわる同店。「scales department Antiques」では日本をはじめ、世界から集められたアンティークがそろい、店主が自らの目で状態や質感をじっくり吟味して選んだ。古家具ならではの独特のやさしい風合いが特徴。