2015年11月
農人たち
生で食べられる野菜を求めて
宇都宮市北部に畑を持つ宮本さん。屈託のない笑顔と土の似合う姿からは想像が付かないが、実は元ＩＴ企業経営者。実体のないものを売ることに疑問を抱き、故郷で見つけた生きる幸せが農業だった。人工的なストレスや、仕事による生活の犠牲と向き合い続けてきたことから、野菜には極力ストレスを与えずに育てようと取り組む。その傍ら“誰かの犠牲の上に成り立つ農業”からの脱却を目指し、一人ではできない農業という仕事を共にする人々でお互いに助け合い、高めあっていきたいと設立したのが、農業ネットワーク「農人たち」だ。
親戚である先輩農家が試行錯誤を繰り返し、病害虫に悩まされながらも有機肥料100％にこだわって微生物ととも一からゆっくり育んできた土壌。これを礎に、現在はアスパラガスやニンニク、ネギなどを栽培しているが、この土壌で育つ野菜の出来にはある共通点がある。やわらかく、甘みがあり、クセがないということだ。そんな土壌で生まれた「サラダ春菊」。春菊といえば鍋の具、というイメージとは異なり、生でもおいしく食べられるほどの瑞々しさとクセの少なさが特徴だ。驚いたことに、品種は一般的に売られている春菊と同じ。違いを生むのは、長年育まれてきた“土壌が蓄えた力”なのだ。「農人たち」の畑はまだまだ発展途上。これからこの土壌でどんな野菜が生まれてくるのか。それもまた楽しみだ。
のうじんたち●のうじんたち
有機100％製法にこだわり栽培される野菜は、くせがなく食べやすいと評判。www.noujintachi.jp
葉から茎まで丸ごと生食可。「春菊＝鍋」というイメージを覆す。
農人たちのサラダ春菊
旬／冬（通年栽培）
クセが少なく生でも食べられるので、アレンジのバリエーションが広がる。
もちろん鍋に入れてもおいしく食べられる。
Piyo Pizza
＊ TSUNA-GU 店
〒321-0954 宇都宮市元今泉5-5-5
- 電話：
- 028-663-3008
- open：
- 17:00～24:00(L.O./23:30)
(土・日曜、祝日/11:30～24:00（L.O./23:30） - 休：
- 月曜
- 駐：
- 有り
＊ TSUNA-GU グルメ
サラダ春菊と4種の生ハムサラミにピッツァ
味と食感の良さを活かしたサラダ感覚のピッツァ
「農人たち」で栽培されたサラダ春菊をたっぷり使用。そこに「ナポリピカンテ」「ウンブリア州産生ハム」「グワンチャーレ」「コッパ」の4種類の生ハムやサラミをのせる。仕上げにペコリーノチーズをかけて完成。葉と茎のシャキシャキ感を活かし、具材の味や生地の食感がマッチする。
Shop
AQベボリューションのアメリカンクラフトビール
AQベボリューション 宇都宮市
〒321-0144
宇都宮市末広2-11-9 1F
個性あるアメリカンビールが豊富にそろう！
アメリカのクラフトビールを約5種類そろえ、気軽に味わえる。「プリマピルス」「ホップデビルIPA」「サートゥースESB」「ミルクスタウト」など、すべて750円。それぞれに個性があり、いろいろ試してみるのも楽しそう。自慢のピッツァとも相性がいい。宇都宮市の輸入業者から仕入れ、店頭に並べている。
山久 鶴田店のヤシオポーク
山久 鶴田店 宇都宮市
〒320-0851
宇都宮市鶴田町3083
- 電話：
- 0120-298-166
地元産豚肉は一品料理に使用
「山久」自慢のヤシオポークとは、ホエーを当てて飼育された母豚から生まれた豚のこと。脂肪部分には甘みがあり、風味とコクがあるのが特徴。同店では、『ヤシオポーク肩ロースのグリル＆キャベせん（950円）』の一品料理として、「あぜみち」で仕入れた季節の旬の野菜とともに提供している。
火力のある薪はピッツァに欠かせない存在
ピッツァ作りに欠かせない窯は、イタリア製のものを使用している。薪をくべて、熱せられた窯で手際よく焼く姿は、まさに職人の技。窯に欠かせないものといえば薪。地元業者から樫の木の薪を仕入れている。樫は火持ちが良く、火力が強いのが特徴。ピッツァ作りに適している。