TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

2015年5月

黒澤牧場

愛情をかけた肉は胸を張って売れます

 国道新4号線を逸れた上三川町ののど かなに場所に築く養豚場。ここ「黒澤牧場」は『やんちゃ豚』というブランド豚を生産している。お話しを伺ったのは同牧場の次男・将人さん。もともと父親が始めた養豚場に3年前に入社。以来、経営を支えるのに欠かせない一員となった。  「以前は会計事務所で働いていました。そこで税務のことを学びました」。一見すると養豚とは無縁の経歴のようだが、もともと養豚場で従事することを考えての選択。財務面でもサポートできるよう にと思っての進路だった。『やんちゃ豚』というネーミングの通り“やんちゃ”だったという父親の姿。それを見て育ち、さまざまな分野で知見を広げた長男、長女、そして将人さんが加わり、親子で切 り盛りをする。  広い敷地でのびのびと育つ豚。ストレスの無い環境はそのまま肉質に表れる。一頭一頭細かに管理され、出生から出荷時期まで把握。「胸を張って肉を売れます」と話すほど愛情を持って育てる。その一方で、自分たちで販路を持っていない生産者の現状にも言及。「自分たちが育てた豚をしっかりお客様に提供したいという想いが強いです。あぜみち上戸祭店や道の駅しもつけで買えるようになりました。また自社の敷地にも精肉設備を整えようと思っています」。元来の養豚場にとらわれない黒澤牧場は、新たなステージへと進み出した。

Information

黒澤牧場●くろさわぼくじょう

電0285-37-7749

memo

『やんちゃ豚』を展開。その味に定評がある。「あぜみち上戸祭店」や「道の駅しもつけ」で購入可能。

豚は繊細なので、生育環境に気を配る。ストレスを与えないことで、うまみのある肉質に。

黒澤牧場のやんちゃ豚

旬/通年

栄養素も豊富で、ビタミンB1が含まれている。

果実畑の隠れ家ビュッフェ いちご一会

* TSUNA-GU 店

Information

〒323-0058 栃木県小山市川島408

電話:
0285-38-2818
ランチビュッフェ/AM11:00~PM3:00、
ディナービュッフェ/PM6:00~PM9:00、
コースディナー/PM6:00~PM9:00
料金はHPを参照 http://itie.itigo.co.jp/
休:
無休
駐:
有り

* TSUNA-GU グルメ

やんちゃ豚のアスパラの肉巻き(毎月29日限定提供)

肉のうまみがたっぷりすべての料理に使用

 ビュッフェで使う豚肉はすべて『やんちゃ豚』。それほどに味の良さが際立つ。さまざまな素材とも相性が良く、アスパラの肉巻きは毎月29日に限定で提供される。存在感のあるボリュームに驚き!

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Shop

いちごの里のアスパラガス

小山市いちごの里自社農園

Information

凛と太く甘みたっぷり主役級の存在感

 3月末頃から5月中旬頃まで、自社栽培のものを使用。大ぶりで立派に育ったアスパラガスは収穫状況により不定期でブッフェに登場する。味付けはシンプルに、鉄板焼きで提供するのが主。青々とした茎や穂先は甘みがあり、やわらかい。毎月29日(にくの日)には『やんちゃ豚』を使い、肉巻きで提供することも。

いちごの里のイチゴ

小山市いちごの里自社農園

Information

料理やスイーツにも!自社自慢のイチゴをたっぷり

 こちらも同社で採れた新鮮なイチゴ。農園ではさまざまな品種を栽培していて、イチゴ狩りも楽しめる。ビュッフェで並ぶ料理やスイーツにも自社のイチゴを惜しみなく使用。すべて手作りにこだわる同店ならではの創作イチゴレシピも楽しませてくれる。スイーツの販売や手作ジャムの販売も行っている。

いちごの里のコシヒカリ

小山市いちごの里自社農園

Information

〒328-0212
栃木県鹿沼市下永野425

URL:
http://www.greenfarmegg.jp/

みんなで植えた米がビュッフェに並ぶ

 米も自家栽培したコシヒカリを使う。昨年、一般の参加者を募って田植え体験した際に植えたものがビュッフェに並ぶ。今年もゴールデンウイークに田植えを予定。自らの手で植えたものをレストランで食べられるという貴重な体験ができるのも同店ならではの醍醐味。地産地消を身近に体感できる。