2015年6月
和氣ファーム
三兄弟の個性を活かした米づくり
塩谷町に約90町歩もの田畑を有する 「和氣ふぁーむ」。ここで働く男三人兄弟、長男の達哉さん、次男の直哉さん、三男の洋右さん。今回お話しを伺ったのは、次男直哉さん。ちょうど田植えシーズンの真っただ中だ。 「大学を出て、東京で就職し6年ぐらい勤めていました。その頃、父が社長を務めるこの会社が、規模拡大中で。そのサポートのために戻ってきました」と自身の経歴を語る。この塩谷町は、豊かな自然環境の中、見渡す限りの田園風景が広がるエリア。里山の風情を残すのどかな場所だが、農家を廃業する人も少なくない。「和氣ふぁーむ」では、廃業した田畑を借り上げ、耕作もしている。「機械も安くはないですからね。一度ダメになったから買い替え、というわけには、なかなかいかないんです」。農家を取り巻く過酷な問題がそこにある。同社には兄弟のほかに、社員3名、臨時で1名、海外からの研修生1名を起用。米以外にも大豆が野菜を栽培するなど一年を通して大忙し。お米には米ぬかや大豆のくずを使い、化学肥料は極力抑える。手間はかかるが、おいしいお米には欠かせないこと。「兄は、機会を運転させたらピカイチ。弟は宇都宮で飲食業界の経験があります」。今後はそれぞれの得意分野を活かし、さまざまな事業にチャレンジ。三兄弟が力を合わせ、栃木の、いや日本の農業の一端を担っていく。
和氣ファーム●わきふぁーむ
電0287-45-2111
“圃から食卓まで”をモットーに、コシヒカリを中心に、一部ミルキークイーンといったお米を育てる。ほかに大豆や野菜なども展開する。塩谷町泉342
和氣ファームのコシヒカリ
旬/この時期に田植えし、8月上旬から10月中旬頃に新米が流通。
でんぷんの他、タンパク質、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養も豊富。
和彩酒楽 鳳~あげは~
* TSUNA-GU 店
〒320-0806 宇都宮市中央1-10-15
- 電話:
- 028-612-7646
- ランチ/正午~PM2:00、
ディナー/PM6:00~AM1:00(L.O./AM0:30)
- 休:
- 不定休
- 駐:
- 有り
* TSUNA-GU グルメ
しょうが焼き定食)
ご飯がすすむ味付け白米との最強コンビ
白いご飯には最高のおかずを。「鳳(あげは)」ではしょうが焼きを提供している。しっかり味の付いた肉と米の相性の良さは折り紙つき。日本人に一番馴染む味。輝きを放ち、凛と経った米粒がおいしさの証しだ。
Shop
大山食肉のとちぎゆめポーク
宇都宮市 大山食肉株式会社
〒320-0075
宇都宮市宝木本町2204-8
- 電話:
- 028-666-1129
自然で程よい甘みが引き立つバラ肉
定食から酒に合う一品料理まで、幅広いメニューをそろえる「鳳(あげは)」。人気の『しょうが焼き(単品650円・定食850円)』には、「とちぎゆめポーク」のバラ肉を使用。バラ肉特有の脂のうまみと自然な甘みが、ショウガと相性抜群。しっかりとした食事としてはもちろん、酒のあてにもぴったり。
虎屋本店の菊
宇都宮市 株式会社虎屋本店
〒320-0033
宇都宮市本町4-12
- 電話:
- 028-622-8223
宇都宮の老舗をはじめ県内の地酒勢ぞろい
地元宇都宮の老舗「虎屋本店」の『菊』。同店がそろえる「本醸造(グラス700円)」は、やわらかな香りとすっきりとした飲み口が特徴。このほか『四季桜』『惣誉』『澤姫』『天鷹 心』など栃木の銘酒が味わえる。好きなおちょこを選んで、料理長自慢の一品料理とともに、心行くまで堪能したい。
地元の酒を地元の酒器で愉しむ
日本酒をオーダーすると好きなおちょこが選べる。その中に数種類、益子焼のものもある。形状も複数あり、その独特の風合いは益子焼の特徴であり魅力。また、とっくりも益子焼を使用。店主自身が益子を訪れた際に、買い集めたもの。地元の肴と酒を、地元の器でいただく、栃木らしい酒の楽しみ方ができる。