2017年2月
笹沼イチゴ園
父の背中を見つめ、越える日を想い描く
「あぜみち」一号店の時代から長年の取引があるという、さくら市郊外の「笹沼イチゴ園」を訪ねた。取材に応じてくれたのは、仲の良さと笑顔が印象的な笹沼槙司さん、望美さん夫妻だ。イチゴ農家に生まれた三人兄弟の末っ子として育った槙司さんは、一度県外で就職するも、実家を継ぐ者がいないことを憂い、「イチゴ食べるのも好きだし」と３年前にＵターン。実際に手伝い始めると、同園では近隣イチゴ農家で使用されるフリー苗の育成も行っており、収穫の無いオフシーズンも作業が多いことも相まって、想像以上にキツい仕事に、始めてすぐ「考えが甘かった」と感じた。さらに父は寡黙で職人気質、仕事は見て覚えろと言わんばかり。それでも「辞めろ、と言われない限りは辞めない」と心に決め、母に聞いたり、自分で調べたりと勉強しながら知識と実践を深めてきた。まだ一番大事なイチゴの管理は任せてもらえず、うまく話せないもどかしさや反発心を覚えながらも、新しいもの好きでフットワークの軽い、勉強熱心な一面も持つ父には尊敬の念を抱く。長年イチゴ園を夫婦で切り盛りしてきた両親の姿を改めて目の当たりにし、「自分たちが同じ年代になったときにあんな風になれるのか」という不安を感じることもあると言うが、若き二人はまだまだ始まったばかりの挑戦の途上。これからの活躍に期待したい。
笹沼イチゴ園●ささぬまいちごえん
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さくら市鷲宿
約10年程前から「あぜみち」へ、父の笹沼恵介さんの名前でイチゴを出荷。長年のファンからの“指名買い”も多い。現在はとちおとめとスカイベリーを扱う。
箱入りギフト用スカイベリーが今季から「あぜみち」に登場。
「笹沼イチゴ園」のイチゴ
収穫時期：1月〜3月／紅く瑞々しく輝く、ジューシーな果実。まろやかな甘さのスカイベリーと、根強い人気のとちおとめ。
Aroma Del Sole（アロマ デル ソーレ）
＊ TSUNA-GU 店
〒321-0923 宇都宮市下栗町2937-5
- 電話：
- 028-651-3066
- 営業時間：
- AM11:00〜PM2:30（L.O.）、PM5:30〜PM9:30（L.O.）
- 休：
- 水曜
- 駐：
- 40台
＊ TSUNA-GU グルメ
とちおとめリゾット
イチゴの味わいを生かしためずらしいリゾット
グラナ・パダーノチーズととちおとめの果実をリゾットで。淡いピンク色をした変り種。上に乗せた果肉の程よい酸味と甘みがチーズの味を引き立て、よく合う。近々ランチメニューとしても登場予定。
Shop
宇都宮市中央卸売市場の【野菜】
宇都宮市 宇都宮市中央卸売市場
〒321-0933
宇都宮市簗瀬町1493
- 電話：
- 028-637-6041
四季折々の味をさまざまな伊料理で
宇都宮市の市場から仕入れる野菜はもちろん栃木県産。ときには「あぜみち」で購入することも。また夏季にはズッキーニの花など、めずらしい素材を使うので、農家から直接仕入れるものもある。自慢のピッツァ、サラダ、メインの添え物など、料理には欠かせないからこそ、新鮮なものを使う。
山久の【ヤシオポーク】
矢板市 株式会社 山久
〒329-2162
矢板市末広町34-10
- 電話：
- 0287-43-6733
コクと甘みを備えた豚肉はどんな調理でも活きる
栃木が誇るブランド「ヤシオポーク」とはホエー（乳清）を与え、那須野ヶ原の豊かな環境で飼育された母豚から産まれた豚のこと。その特徴は甘みのある脂身、風味とコクのある味わいだ。同店ではグリルにしたり、カツレツにしたりとさまざまだが、素材の良さを引き出す調理を心がけている。
今牧場の【チーズ】
那須町 那須高原 今牧場
〒325-0304
那須町高久甲5898
栃木の雄大な自然で育まれたチーズをワインとともに
那須高原にある「今牧場」の工房で、丹精込めて作られたチーズを盛り合わせとして提供。『しののめ』『りんどう』『みのり』という品種に加え、夏季には『朝日岳』『茶臼岳』といったヤギのチーズが登場することも。ワインと一緒にオーダーする人も多く、チーズの深い味わいを堪能できると評判。