TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

2017年10月

宇都宮ブリッツェンファーム


地域とつながり、農業の活性化を

 ジャパンカップサイクルロードレースのお膝元である宇都宮市城山地域。黄金色に色付いた稲穂がいっせいに風に揺れ、収穫の時を待っていた。城山地域の水稲生産グループ「城山水稲四石会」と、自転車プロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」が連携した「宇都宮ブリッツェンファーム」が誕生したのは2016年。“地域のブランド米を作りたい”生産者と、“農業をキーワードにした地域貢献活動がしたい”チーム、両者の想いがつながり、宇都宮大学で開発された品種「ゆうだい21」が『宇都宮ブリッツェン米』と名付けられた。
 ファーム代表を務めるのは樋口さん。「宇都宮の名前が付いたチームを、農業を通じて応援して、盛り上げたい」とブランド米の生産をスタート。阿部正和さん、阿部英士さん、安納広さんとともに全部で8種類の米を生産している。  「農業は今後20年でさらにハイテク化が進むと思います。その分、これからの農業に必要なのは社会との関わり」と語る。子どもたちに向けた田植え体験も開催、地域との関わり作りに取り組む。
 ここで育った『宇都宮ブリッツェン米』は、宇都宮ブリッツェン選手の食事にも使われている。“ブリッツェン”はドイツ語で“稲妻”という意味。雷が多い地域で育つ米はおいしい、という言い伝えもある。「“雷都”と呼ばれる宇都宮で育ったこの米を食べて、チームがもっと強くなってくれれば」と微笑む樋口さんの姿に、農業の“これから”が見えた。

Information

宇都宮ブ゙リッツェンファーム●うつのみやぶりっぇんふぁーむ

memo

宇都宮ブリッツェンファーム/生産した米は直売所や飲食店のほか、学校給食でも使用。「あぜみち」では『宇都宮ブリッツェン米』を量り売りで販売中。

秋晴れの下、たわわに実った稲穂が収穫されていく。

宇都宮ブリッツェンファームの宇都宮ブリッツェン米(ゆうだい21)

9月中旬〜下旬/独特のもちもち感があり、冷めてもそのおいしさが続くので、弁当やおにぎりにもぴったり。大手米卸業者からも注目されている品種。

レストラン 風見鶏

* TSUNA-GU 店

Information

宇都宮市中央1-6-9

電話:
028-633-4105
営業時間:
AM11:30〜PM2:00(L.O.)、
PM6:00〜PM10:00
休:
日曜、祝日(予約の場合は営業)
駐:
20台
1F 40人、2F 80人収容

* TSUNA-GU グルメ

チキンクリームコロッケ定食

定食には欠かせない白飯おかずのおいしさ倍増!

 ボリュームたっぷりの定食を支える白飯。「風見鶏」の看板メニュー『チキンクリームコロッケ』の濃厚な味わいに、甘みのある白飯が相性抜群!白飯はお代わり自由というサービスもうれしい限り!

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Shop

栃木県産の【トマト】

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鮮やかな彩り、味わいでサラダの重要な立役者!

 「風見鶏」で使用するトマトは『桃太郎はるか』。実がしっかりとしていて、トマトの甘みとうまみたっぷり!その鮮やかな赤い色、さわやかな味わいで、サラダはもちろん、さまざまな料理に大活躍。ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維などをバランスよく含み、栄養成分も豊富。

栃木県産の【ジャガイモ・タマネギ】

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食卓の定番野菜は主役に、脇役に、大活躍!

 付け合わせのポテトサラダなどに使われるジャガイモは『キタアカリ』。加熱するとほくほくとした食感になるので、加熱しつぶして使うポテトサラダやコロッケにぴったり。また、看板メニュー『チキンクリームコロッケ』に欠かせないタマネギは、大玉の「ターボ」という品種。じっくり炒め、甘さを引き出して使う。

栃木県産の【那須御養卵】

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箸でつまめる驚きの弾力!ファンの多いこだわり卵

 栃木県の自然豊かな農場で、厳選したこだわりの自然飼料でのびのびと育った鶏から産まれる『那須御養卵』。味わいにコクと深み、甘みがあり、卵特有の生臭さがないため、老若男女に愛されている。味はもちろん栄養価も高く、県内はもとより県外でも、多くの店で御用達になっているのも納得。