みゆきファーム 山本貴章さん、美幸さん ご夫妻


株に優しい環境を作り、生命力を維持して長い収穫を -

代々続く米農家に生まれ、会 社勤めをしながら兼業農家をして いた貴章さん。
しかし5年前に
「農家を継ぎ、長く継続するなら 米以外も生産して家業に専念したい」とアスパラガスの栽培を開始し、専業農家として歩み始めた。

アスパラガスを選んだ理由は、米 作りの繁忙期と作業期間が異なるため。
母の先輩のアスパラガス農 家で1年間勉強し、現在は作物の管理や収穫を貴章さんが、仕分け や梱包作業は妻の美幸さんが担う。
栽培方法は、ハウスの中にビニールを張る二重被覆スタイル。
間に地下水を通して、夜間の急激な温度変化に対応する。
アスパラガスは夜に成長するため、温度と湿度管理には細心の注意を払う。
理想的な温度は20度から30度の間。
一定の水分量と温度を保てば、「 みがら牛ふん」の乾燥堆肥を使った 土から頭をのぞかせたアスパラガス は、2 、3日で収穫が可能となる。

今後の目標は、1つの株を20年、30年と大切に長く育てること。
「最適な育成環境を作りたい」と、山本夫妻は今日も作業に励む。

みゆきファーム/みゆきふぁーむ
①みゆきファーム代表・山本貴章さん。
②朝採りアスパラガス。
品種は「ウェルカム」ほか、「ガリバー」も栽培。
③ハウスは全部で12棟。
収穫作業はスタッフを含めて3人で行う。
④「アスパラ自動選別機」で重さと太さで6種類に仕分ける。
美幸さんとスタッフ2人体制で、梱包まで作業。5収穫は毎朝6時から10時ごろまで行う


●アスパラとベーコンの炒め物
*材料(2人前)
・アスパラガス 6~8本
・ベーコン 4枚
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 少々
・黒コショウ 適量
・しょう油 小さじ1(お好みで)

▼今回の食材
アスパラガスは太さにより、6~8本を用意。
ベーコンは あぜみちで購入可能な「那須バイゼハム」をチョイス。


*作り方
アスパラガスはピーラーで根元の硬い部分をむき、斜め1.5cm幅に切る。
(春先のアスパラガスは甘みがあり、やわらかいため、根元の硬い部分を少しだけピーラーでむいて調理。)


ベーコンは1cm幅に切り、ニンニクは薄切りにする。
フライパンにオリーブオイルを弱火で熱し、ニンニクを炒めて香りを出す。
④ベーコンを加えて少し色が変わるまで炒める。
⑤アスパラガスを加え、しんなりとするまで全体を炒め合わせる。
(ニンニクの香りが立ったら早めにアスパラガスを投入。
ニンニクが焦げるとえぐみが出るため、弱火がおすすめ。)

⑥塩、黒コショウで味を調え、お好みでしょう油を加えて味に深みを出す。
火から下ろし、器に盛り付けて完成。

高根沢町

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