松本農園


甘み・うまみがたっぷり歴史ある「新里ねぎ」 -


宇都宮市の北部、新里町で江戸時代から栽培されてきた「新里ねぎ」。
この地域特有の冬の日夜の寒暖差により強い甘みを持ち、成長途中で横倒しにし曲げるという独特の栽培法で育てられることで、白身の部分が多く柔らかいのが特長。
農林水産省選定のGIに登録されており、組合に所属する16軒の農家のみが生産できる「新里ねぎ」は、高品質で希少なネギだ。
松本さんは、2年前に父から農園を引き継ぎ、他の野菜を栽培しながら新里ねぎの栽培面積を増やしてきた。
「先人が守ってきた歴史ある新里ねぎを絶やしたくないし、もっと多くの人に知ってもらいたい」と話す。
2月に種をまき12月の収穫まで約一年かけ育てる「新里ねぎ」。
在来種ゆえ病気や雑草に弱く手間がかかる上、生産者の高齢化もあり、現在は組合で協力しながら効率化を図り試行錯誤中だ。
さらに松本さんは「首都圏などにも販路を広げられたら」と新たな展開も視野に入れている。
伝統の味を守りながらチャレンジする若い力を応援したい。


新里ねぎのとろとろ味噌汁
*材料(2人前)
・新里ねぎ 1本
・水 400㏄
・顆粒ダシ 大さじ1
・味噌 大さじ1.5

*作り方
ネギを5㎝くらいの長さの輪切りにする。
鍋に水、顆粒ダシ、ネギを入れ火にかける。
沸騰してから5 分ほど煮込み、ネギにしっかりと熱を通す。
火を止め、味噌を溶き入れる。

宇都宮市

← 前のページへ 次のページへ →