石下 琢朗さん


- 手を掛けるほどおいしくなるメロンに注ぐ、精一杯の愛情 -


肥料の入れ方、水あげのタイミングなどを一歩間違えると、大きくひび割れしたり、表面の網が太く変形したりと、とにかく繊細なメロン。
「簡単に作れない、というところに魅力を感じます」と笑顔で語る石下さんは、メロン生産1年目。
「メロンは手をかけるほどおいしくなり、見た目も良くなる。 だからこそ手間をかけて栽培して成長を見守りたい」と果肉に触れる手が、実に穏やかで印象的だ。

石下さんは、高校卒業と同時に滋賀県にある「タキイ研究農場付属園芸専門学校」へ進学。
2年間農業を学び、3年目からはメロンの知識を深めるため、同社に入職し研究農場で品種開発に従事した。
昨年、そこで学んだ事を活かそうと、帰郷して就農。
両親が所有しているハウスを譲り受け、メロン栽培を開始。
昨年12月に蒔いた種は立派に成長し、今春に収穫の時期を迎えた。
次の収穫は10月頃。
7月末から種を蒔く予定だ。 果実のおいしさは生産者の愛情の賜物。メロン栽培に込められた、 作り手の思いも一緒に味わおう。


●農家風メロンガスパチョ
*材料(2人前)
メロン 1/4個
キュウリ 1本
・プレーンヨーグルト 200g
・塩 適量
・ブラックペッパー 適量
・オリーブオイル 大さじ2

*作り方
①メロンは種を取り、果肉を角切りにカット。 キュウリもミキサーに入る大きさにカットする。
②ミキサーにメロンとキュウリを入れ、滑らかになるまで混ぜる。
③混ぜ合わせたものをボウルに移し、 プレーンヨーグルトを加えてさらによく混ぜる。
④塩、ブラックペッパーで味を調える。
⑤冷蔵庫で2時間以上冷やしてから器に注ぐ。
⑥オリーブオイルをかけて完成。

芳賀町

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