- 野菜のパワーを生かした有機栽培で作物の育成を -
天真爛漫な笑顔が魅力的な高崎智子さん。
鹿沼市の住宅と田畑が混在する場所にハウスを借り、7年前からエスニック料理で使用する野菜を作り始めた。
子どもが成長し、自分の時間が持てるようになったとき、挑戦したいと考えたのは両親も営んでいた農業だった。
出身国であるタイの料理を頻繁に作ることから、「パクチー」を育成しようと決意。
その後、「パパイヤ」「ニンニク」「タイ茄子」など、栽培品目が増えた。
「師がいないので、栽培方法は検索。毎年1年生の気持ちで作っています」。
根から花まで、すべてが調理に使用できる「パクチー」だが、日本でなじみがあるのは育成30〜45日目くらいのやわらかい葉の部分のみ。
根の部分はあまり流通していないが、スープのダシ取りに適しているので、エスニック料理には必要不可欠な食材だ。
「根の部分が欲しいと、ハウスまで買いに来てくれる方もいます」。
“栽培を始めたからこそ知り合えた人々とのつながりがうれしい”と満面の笑みで語る。昨年は思うように育たなかった「ニンニク」が、今年は育成大成功!乾燥させ、仕上がり次第、順次販売予定だ。
高崎さんが育てたパクチーを使用した、ジューシーかつ香り豊かな料理を提供するのは、宇都宮市江曽島駅徒歩6分の場所に今年の春オープンした新店「MooM」。
タイ料理やパエリア、焼き牡蠣などを、酒と一緒に気軽に楽しめる“バル”だ。
香りや味わいの良さを重視し、“フレッシュハーブ”(ガパオやパクチーなど)を使用。
「日本人の味覚に合わせて仕上げています」と語るのは店主の神野由浩さん。
朗らかな奥さんと夫婦二人三脚で店を営む。
暑い国の料理は夏にピッタリ。
タイ料理を食べて酷暑に挑もう。
● 高崎智子さん
昨年から栽培を開始し、今年初めて育成に成功したニンニク。
パクチーの実(コリアンダー)はスパイスとして活用。
乾燥させて、タネとしても使用する。