- ユリ収穫後の閑散期に作る希少な初夏のトウモロコシ -
ユリとトウモロコシが同居する、 鹿沼市にある早乙女さんの連棟ハウス。
4年前に父親が他界したことから、直哉さんは勤めていた会社を退職し、家業を継ぐ決意をした。
両親が営んでいたのは「テッポウユリ」と「スカシユリ」の花卉農家。
しかし、「野菜を育てて みたら」という母の一言をきっかけに、ユリ収穫後の閑散期にトウモロコシ栽培を始めた。
現在は、 50アールあるユリ畑のハウスの一 部を活用して、トウモロコシやブロッコリーなどを育成している。
2月に種をまき、5月下旬から 8月上旬にかけて順次出荷される トウモロコシ。商品ラベルの「メイちゃんち」は娘の名前からとった愛しいネーミングだ。
農業を始めて良かったと思うのはどんな時か、との問いに「野菜が得意ではない娘が「パパが作ったトウモロコシはおいしい!」って言ってもらえた時ですね」とほほ笑む姿は子煩悩そのもの。
メイちゃんも種まきを手伝うという陽春のトウモロコシは、私たちにひと足早い夏 の味わいを届けてくれる。
●トウモロコシごはん
*材料(2~3人前)
・米 2合
・トウモロコシ 1本
・調理酒 大さじ1
・塩 小さじ1
*作り方
①トウモロコシの皮を剥き、包丁で粒を削ぎ落とす。
②米を研ぎ、塩、調理酒を入れて軽く混ぜる。
③2 に1とトウモロコシの芯やヒゲを入れて、「普通コース」で炊飯する。