- 毎年新人のつもりで取り組んでいます -
田園風景に囲まれた閑静な場所に広がるイチゴのビニールハウス。今回の「石川いちご園」は那須烏山市にある。
イチゴ栽培に携わって4年になる石川さん。
以前は市場に従事し、流通に関するノウハウを得ての独立だった。
その経験から「市場などの流通だけに頼っていてはマズイと思いました。
自分でもいろいろ模索したい」と、思いを話す。
「あぜみち」のような直売所での販売はもちろん、自社の敷地で行われる直売、イチゴ狩りなど、消費者との接点も多く、常にアンテナを張り巡らす。
そんな石川さんをサポートするのは、同級生の綱川さん。
二人とも32歳という若さだ。
そんな二人のイチゴ栽培は「毎年新人のつもりでやります。
自然を相手にしている限り、昨年通りにはいかないので、新しい気持ちで取り組むんです」と語る。
モットーを聞くと「イチゴに無理をさせずに育てることですね。自然の力で頑張ってもらって、そのサポートをする感じです」と話してくれた。
直接声が聞けるのが楽しいという「石川農園」の直売は12月から5月一杯まで、イチゴ狩り(要予約)は3月頃から5月一杯までを予定している。
「あぜみち」でも購入できるが、生産者である石川さんたちと直接交流しながら、手間ひまかけたその味を堪能するのもまた楽しめそうだ。
● 石川いちご農園/いしかわいちごのうえん
住所: 〒321-0534 那須烏山市鴻野山722-3
電話:0287-83-8115
直売やイチゴ狩りは直接問合せを。
これからの時期はとちおとめが出荷を迎える。
●石川さんのイチゴ
旬/冬季(品種により夏季も)
冬は栃木が誇るとちおとめを収穫。
夏はなつおとめを出荷している。