TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

107 2023年4月

下野市

株式会社 若林ファーム

松本農園

食味の良い品種のみを選び「農福連携」の力で生産

 下野市薬師寺の田園地帯。6棟 が連なるハウスの中で「ブルーム きゅうり」を生産する若林さん。 2011年3月に前職の営業を退 職し、家業を継ぐことを決断。両 親が管理していた5反のハウスと 100アールの畑は、今では約8 倍の広さに拡大。現在は東京ドー ム2個分の総敷地面積の畑を持つ。 収穫時期をずらして苗を定植する が、収穫量が増える季節には人員 不足が課題に。そんな折、障がい 者施設から「農福連携」の話を受 けたことをきっかけに、障がいを 持つ人々を積極的にサポートする ことを決意。繁忙期には大きな戦 力となっている。  「子どもが食べてもおいしい野菜 を作る」をポリシーに、食味の良 さと品質に妥協をしない若林さん。 品種選定を徹底的に行い、有機栽 培で野菜を育てる。おいしさを追 求した結果、キュウリは「ブルー ムきゅうり」を選択。「ブルームレ スきゅうり」より収穫量は減るが、 質は段違いだ。これからが収穫の 最盛期。店頭で見かけたら、ぜひ 味の違いを確かめてみて。

【きゅうりの塩昆布あえ】

【材料】

  • キュウリ 1~2本
  • 塩昆布 ひとつまみ
  • ゴマ お好みで
  • ダシ醤油 お好みで
  • ゴマ油 お好みで

【作り方】

  1. キュウリを食べやすい大きさの乱切りにする。
  2. 塩昆布とダシしょう油を加えて、和える。
  3. 塩が溶けてきたらゴマ油を一振りし、器に盛り付け、ゴマを振る。