TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

111 2023年8月

市貝町

関戸農園

松本農園

市貝町の伝統農法で栽培する夏秋と抑制「こく旨」トマト

市貝町で代々伝わる作型である、 夏秋トマトと抑制キュウリの交互 作。両親から受け継いだこの栽培 農法で、夏秋トマトの『麗月』を 生産する。「トマトは夏野菜なのに、 暑さと強すぎる日差しにとても弱いんです」と教えてくれたのは、 同農園代表の関戸孝之さん。トマ トの生育適温は25度から28度。 「地球沸騰化」は人間のみならず トマトにもハードなため、今年から はハウスの屋根に「白の寒冷紗」 を採用。これまで使用していたシ ルバーの寒冷紗よりも熱がこもり にくく日除け効果も抜群で、より 品質の良いトマトが収穫できるよ うになったそう。「一度でも味が良 くないトマトを作ってしまえば、う ちは淘汰されてしまう。気の抜け た仕事をしてはいけないと、息子 と話をしています」と孝之さん。 商品を購入してくれるお客様がど んな商品を求めているかを考えて、 勉強をし続けることが大切と、栽 培哲学と技術を聖さんに継承中 だ。その熱意はトマトのうまみへ と変わり、私たちの元に届いている。

【トマトの味噌汁】

【材料】2人前

  • トマト 1個
  • 味噌 大さじ2
  • ダシ汁 500ml
  • ネギ 1/3本

【作り方】

  1. トマトはヘタを取り、少し大きめのひと口大に切る。
  2. ネギは4等分し、繊維に沿って縦中央まで 切り込みを入れたら千切りに。
  3. 鍋にダシ汁を入れて火にかけ、沸騰したらトマトを加える。
  4. 中火で1,2分ほど加熱したら、火を弱めて味噌を溶く。
  5. ネギをのせて完成。