TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

113 2023年10月

鹿沼市

秋山敬一郎さん

秋山敬一郎

土地の利を生かして生産する希少なサトイモ「善光寺」

鹿沼市花木センターからほど近い、田園地帯の一角。大きなハート型の葉が生き生きと茂る畑、そこが秋山敬一郎さんのサトイモ畑だ。
栽培する品種は「善光寺」。「幻のサトイモ」と呼ばれるサトイモを、40アールの畑で栽培する。
秋山さんは今年で就農3年目。昔から食に関心があり、大学卒業後は宇都宮市にある「IFC栄養専門学校」で専門知識を履修。
その後、飲食店や業務用食品卸の仕事に従事していたが、農業に魅力を感じ、とちぎ農業未来塾での研修に参加した。在学中に、上都賀農業振興事務所から紹介された農家さんの元で農作業の手ほどきを受けつつ、就農を開始。
現在は、その時からお世話になっている農家のダイコンの作業を手伝いながら、譲り受けた種イモでサトイモ作りや、ネギやオクラの栽培を行っている。
「より土地にあった野菜の育て方を学び、この土地に適した野菜を作りたい」と秋山さん。通気性、保湿性などに優れた鹿沼土ならではの野菜作りで、私たちの食卓を豊かにしてくれる。

【サ ト イ モ の サ ラ ダ】

【材料】2人前

  • サトイモ 中6 個
  • マヨネーズ 大さじ2 〜3
  • 塩 少々
  • 黒こしょう 少々
  • 青ねぎ 適量(飾り用)
  • イタリアンパセリ
  • 適量(飾り用)

【作り方】

  1. サトイモは大きいものは半分に切り、小さいものはそのまま茹でる。
  2. サトイモを茹でている間に、青ネギを小口切りにする。
  3. サトイモが柔らかくなったら火から下ろし、ザルにあげてお湯を切る。
  4. 熱いうちにサトイモをマッシャーやフォークなどで潰す。
  5. マヨネーズ、塩、黒コショウを加え、全体をよく混ぜる。
  6. 皿に盛り付け、イタリアンパセリや青ネギを飾り付けて完成。