TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

115 2023年12月

宇都宮市

とちぎ夢アグリ

とちぎ夢アグリ

仲間と無理せず行う農業は、まさに「大人の部活動」

栃木県農政部のOBを中心に結成された「とちぎ夢アグリ」。
農政部職員として勤務していたころ、使われていない荒れた農地を見ては活用方法を考えていたというリーダーの吉沢さん。退職を機に、耕作放棄地を活用して仲間たちと農業を開始した。メンバーは総勢8名。活動は、月に10日前後。作業予定日を決めて、その日に参加できる人が来て作業をするというスタンスだ。「定年後だし、のんびり活動したい」と、皆で集って行うこのスタイルを、「大人の部活動」と絶妙な表現で言い表す。作る野菜は、サツマイモを中心に、ニンジン、ダイコン、サトイモ、ジャガイモ、カボチャなど、根菜が主。瓜科野菜も育てたが、成長速度が早いため、自分たちのペースにはそぐわない、と判断。ゆっくり成長する作物を〝見守り、育む〞という速度感が「自分たちらしい」と決して無理はしない。
時には収穫体験を催し、子ども達に野菜作りの面白さを伝える活動も行う皆さん。農業を楽しむ姿が、子ども達に夢を与えている。

【さつまいものクリームシチュー】

【材料】2人前

  • サツマイモ 中1本(約200g)
  • ニンジン 小1 本
  • タマネギ 小1 個
  • 鶏モモ肉 100g
  • 水 500ml
  • 市販のクリームシチューのルウ
  • 1/2箱(適量)
  • 塩・コショウ 少々
  • オリーブオイル 大さじ1

【作り方】

  1. サツマイモは一口大に乱切りし、10分ほど水にさらしてアクを抜く。
  2. 皮付きニンジンとタマネギも一口大に切る。
  3. 鶏モモ肉は一口大に切って塩胡椒で下味をつける。
  4. 鍋にオリーブオイルを熱し、タマネギを炒める。透明になったら、鶏肉を加えて炒める。
  5. 鶏肉に火が通ったら、サツマイモとニンジンを加えて炒める。
  6. 水を加え、野菜がやわらかくなるまで約15分煮る。
  7. 市販のクリームシチューのルウを箱の分量通りに入れて、ルウが溶け切るまで煮込む。
  8. ルウが溶けてとろみがついたら火を止め、器に盛り付ける。