TSUNA-GARU-TOCHIGI

食べる・見る・買う…何気ない営みの中にも、実は栃木の良さがいっぱい。生産者、農作物など普段は裏方であるもう一人のヒーローを紐解くことで「人」の繋がりが見えてくる。

116 2024年1月

日光市

0 から農業 佐々木 皓宇さん 宮本 大暉さん

0 から農業

農業開始2年目の冬は希少「とちひめ」栽培も成功

寒暖差のある日光の地の利を生かしたイチゴ栽培を行う、佐々木さんと宮本さんの幼なじみコンビ。 農家の家系ではない2人が、「農業の会社を作ろう!」と一念発起して、自前のハウスを構えたのは、2022年春のこと。栽培のノウハウを学んだとはいえ、ゼロから出発した1年目は、実成りに苦戦。成長が芳しくなく、販売できたのは3割ほど。味は良かったが、収穫期も遅くなり、不本意な結果に終わった。しかし、2年目の栽培は大成功。1年目には未完だった自作ハウスも完成。そして、土と肥料がなじみ、土壌が整ったことで収量も品質も満足のいくものとなった。
このうれしい成果は、イチゴの光合成を促す機械や自動給水システムなどの設備を導入したところも大きい。昨年は「とちあいか」のみの生産だったが、今年は「とちひめ」の栽培にも成功。
ヘタの内側まで赤く染まった完熟の状態で収穫して販売できるのは、「採れたてを直売できる」という環境に恵まれているから、と話す佐々木さん。今年は直売所も開設し、2人の躍進は止まらない。

【イチゴのフレッシュサラダ】

【材料】2人前

  • イチゴ 1 0 個
  • ベビーリーフミックス 適量
  • 赤タマネギ 1/4個
  • お好みのチーズ(今回はプロセスチーズ) 5 0 g
  • お好みのナッツ(今回はクルミ) 大さじ2
  • バルサミコ酢 大さじ2
  • オリーブオイル 大さじ1
  • ハチミツ 小さじ1
  • 塩・黒コショウ 少々

【作り方】

  1. イチゴはヘタを取り、洗って水気を切り、縦5等分に切る。
  2. ミックスリーフミックスは適当な大きさにちぎり、水洗いしたあと水気をしっかりと取る。
  3. 赤タマネギは薄切りに。
  4. ドレッシングは、バルサミコ酢、オリーブオイル、ハチミツを小さなボウルでよく混ぜ合わせ、塩と黒コショウで味を整える。
  5. サラダボウルにベビーリーフミックス、赤タマネギを入れて、4のドレッシングをかけて軽く混ぜる。
  6. サラダにスライスしたイチゴをのせ、ナッツと細かく切ったチーズをトッピング。
  7. 最後にもう一度軽くドレッシングをかける。