- “究極の米”作りへの飽くなき挑戦の日々 -
田園風景が続く真岡市青田地区。
八木橋一郎さんはここで、農薬や化学肥料を使わず、人間が使う漢方を使った「漢方無農薬栽培」の米作りに取り組む。
米の国際大会で特別優秀賞・金賞を県内で初めて2年連続で受賞するなど、そのおいしさは高く評価されている。
「一番はおいしいお米を食べてほしい、これに尽きます」おいしさと安全性を追求すれば、もちろん手間もコストもかかる。
確かに八木橋さんの作る米は、決してリーズナブルではない。
それでも「八木橋さんのお米が食べたい」と、直接農園まで連絡を入れる人は後を絶たない。炊いてみると、その理由が分かる。
ふわりと立ち上る甘い香り、ツヤツヤと光る米粒、もっちりとした食感、噛むほどに口の中に広がる甘み…。
「今までの米と違う!」と感じる人が続出中なのも納得だ。
そして、八木橋さんの作る無農薬特別栽培米「漢方農法ゆうだい21」にほれ込み、オープン当初から使い続けているのが、宇都宮市で「みなみのけんこう館」を営む南里さん。館内には、無添加・農薬不使用の食材にこだわり、素材の味が引き立つ料理を提供する「みなみカフェ」のほか、生活習慣を改善し、心と体の健康を実現するためのスタジオを備える。
「食」「生活習慣」から「健康」を考える南里さん。
「食べ物は体を作るのに欠かせないもの。そのためにはおいしくて安全な食材を使いたい」と、八木橋さんのもとへ直接足を運び、関係が始まったそうだ。
今は、八木橋さんがカフェを訪れ、米の販売会を開催することもあるという。
我々日本人にとって、もっとも身近な主食である米。
“お米がおいしい”という当たり前の幸せを再認識させてくれる八木橋さんの米を、ぜひ一度味わってほしい。
● いっちゃん自然農園
住所: 〒321-4531 真岡市青田61
電話: 0285-74-0712
日々天日干しした米の水分量を計り、ベストなタイミングで精米。
あぜみち店頭でぜひチェックを!
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