しろくろファーム 高橋 美華さん、浩晃さん夫妻


機物豊富な土作る 愛するポニーたちの馬糞堆肥
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まっすぐに伸びた背丈1メートルほどのトウモロコシの株が並ぶ、宇都宮市氷室町の住宅街の一角。
白いトウモロコシを中心に、キャベツ、ブロッコリー、白ナスのほか、
「幻のフルーツ」と呼ばれるポポーを生産する高橋美華さん、浩晃 さん夫妻。
浩晃さんの父が保有し ていた田を畑へと転換し、愛馬
「しろ」と「くろ」の馬糞で作った堆肥を用いて農作物を育てる。
大学時代は馬術部に所属していた、という馬好きなふたり。
知人から譲り受けた愛馬たちは、以前
住んでいた新潟県から本県へと居を移した際に、共に移住をしてきた。
作物の生産管理は美華さん が、配送はシステムエンジニアを兼業する浩晃さんが務める同農園。
馬糞堆肥の生みの親である愛馬たちも立派な生産者なのだが、「知ったことか」と草を食む気ままな その姿が、なんとも愛らしい。
馬糞に米ぬかなどを混ぜて、半年以上発酵を促した堆肥で作る、 肥沃でふかふかな土壌。
夏の訪れを感じるこの畑に立派なトウモロコシが実るのは、もうすぐだ。

 那須バイオファーム/なすばいおふぁーむ
しろくろファーム」代表・高橋美 華さん。
農園の名前は愛馬から。所有 する
60アールの畑のうち、25アールを 使用して「白いトウモロコシ」3品種 を生産。
6月上旬から収穫時期を迎 えるヤングコーン。
自家生産する馬糞堆肥。
6月上旬はブロッコリーの出荷時期。
一粒の種がひと株へと成長。7月中旬以降に収穫となる。


  ウモロコシの冷製プ
*材料(2人前)
・白いトウモロコシ 2本
・タマネギ 1/2個
・ジャガイモ 1/2個
・バター 大さじ1
チキンブロス(鶏ガラスープ) 300ml
※顆粒を水に溶いたものでOK
・生クリーム 100ml
・牛乳 100ml
・塩 適量
・コショウ 適量
・パセリ 適量(飾り用)

▼今回の食材
野菜類はあぜみちのものを使用。
希少な白いトウモロコシは 7月から8月にかけてが旬。
店頭で見かけたら入手して。


*作り方
 トウモロコシの粒を芯から切り落とし、タマネギとジャガイモを薄切りにする( ※ 芯は捨てずに取っておく)。
(トウモロコシは半分に折ってから粒を切り落とすと、ぐらつかないので安全。芯は煮込む際に使用するので取っておく。)

②鍋にバターを溶かし、透明になるまでタマネギを中火で炒め、ジャガイモを加えてさらに数分炒める。
③トウモロコシの粒と芯を加えた鍋にチキンブロスを注ぎ、野菜がやわらかくなる まで15~20分ほど煮込む。
④煮込んだら、トウモロコシの芯を取り出す。
⑤スープを少し冷ましてから、ブレンダーまたはフードプロセッサーでピューレ状になるまで撹拌する。
⑥ピューレ状になったスープを細かい目のふるいでこし、なめらかなスープにする。
(ピューレ状にしたスープをふるい(無い場合はザルで代用して もOK)でこすと、口当たりのよい滑らかなスープになる。)

⑦こしたスープを鍋に戻し、生クリームと牛乳を加えて混ぜ合わせたら、塩とコショウで味を調え、冷蔵庫で2~3時間冷やす。
⑧冷やしたスープを器に注ぎ、刻んだパセリを飾る。

宇都宮市

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