- 自生環境に近い状態で作る オリジナル品種のマイタケ -
„ 秋の山間の、落ち葉の下のような環境 “を工場内で再現し、マイタケの生産をする同社。
おが粉を袋に詰めて菌を植える「菌床栽培」で、1日に1トンほどを出荷する。
おが粉は、広葉樹のおが粉 をメインに、天然のブナの木を混合したものを使用。
国産では希少なブナの木のおが粉を入れると香りも食味も格別に良くなるそうだ。
おが粉袋は、「高圧殺菌釜」で殺菌処理。
温度を120度まで上げ、それをピークに約5時間かけて圧を抜き、おが粉内を無菌状態にする。
その後、限られた人だけが入室できる「クリーンルーム」で種菌を植菌。
菌を入れた袋は、晩夏 の温度と湿度の環境を再現し、約30日間かけて菌を培養する。
芽が出たものは、秋真っ盛りの環境を再現した場所へ移し、時間をかけてマイタケの成長を見守る。 近年は、キクラゲ製造にも尽力。
徹底的な衛生管理と、キノコの性質に寄り添った生産体制には、並々ならぬこだわりが感じられた。
● 那須バイオファーム/なすばいおふぁーむ
①朝靄が立ち込める肌寒い時期の山中 を 再 現 し た 工 場 内 。
②自社品種の「 栃の木まいたけ」。
天然マイタケのような食味と香りを実現。
③生産の要である、 自社の研究部門で開発したおが粉入りの菌床栽培袋。
④1度に2,000個の殺菌処理を行える「 高圧殺菌窯 」。
⑤近年生産に力を入れている、厚み・歯応えが特徴の「あらげキクラゲ」。
● 舞茸のクリームパスタ
*材料(2人前)
・パスタ 200g
・マイタケ 150g
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・生クリーム 200ml
・白ワイン 50ml
・塩 適量
・黒コショウ 適量
・パルメザンチーズ(おろしたもの) 適量
・クレソン 適量(飾り用)
▼今回の食材
今回は、那須バイオファームの「栃の木まいたけ」を使用。
食材はすべて「あぜみち」で購入できるものを使用。
*作り方
① パスタをパッケージの指示通りにゆでる。
②マイタケは手でほぐし、にんにくはみじん切りにする。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたニンニクを炒める。
④香りが立ってきたらマイタケを加え、中火で炒める。
⑤マイタケがしんなりとしたら、白ワインを加えてアルコールを飛ばす。
(ニンニクの香りが立ったらマイタケを投入。食材にオイルが回 ったら、白ワインを加えて中火でよく加熱する。)
⑥生クリームを加え、塩と黒コショウで味をととのえる。
(生クリームを加えて素早く混ぜ、ひと煮立たちさせる。マイタ ケが生クリームを吸うため、火入れは短めに。)
⑦ゆで上がったパスタをフライパンに加え、ソースとよく絡める。
⑧器に盛り付け、パルメザンチーズをふりかけ、お好みでクレソンを添える。