- 高い品質を目指すのは当然です -
宇都宮市下栗町の田畑が広がる一体に並ぶいくつものビニールハウス。
中でたわわに実り、収穫を待つのは鮮やかな赤色をしたイチゴ。
「苺の楽園」という観光農園をはじめ、イチゴの栽培・出荷を行うのが、株式会社ハート&ベリーの代表・野口さん。
広大なハウスでは、栃木が誇る「とちおとめ」はもちろん、「女峰」「おいCベリー」「もういっこ」などさまざまな品種を栽培している。
野口さんは元サラリーマン。
東京でのサラリーマン生活から抜け出し、ここ宇都宮に自らの園を構えた“脱サラ”の農家。
「その経験を生かせることが多いですね。非農家出身だからこその発想があります」と話す。
野口さんのイチゴは、高設ベンチで栽培。
立ったままでの収穫が可能だ。
また、土壌消毒は太陽熱を利用し、化学農薬は無使用。
殺菌力を持つ電解水や天敵農薬を導入し、徹底して減農薬に務める。
一般的には未完熟状態で収穫し、出荷されるイチゴだが、野口さんのイチゴは完熟してからの収穫。
ヘタの付け根まで真っ赤に熟れたイチゴは芳醇な香り、鮮やかな艶と色、濃厚な味が特徴。
独自のノウハウでこの状態での出荷を可能としている。
その品質の高さは、県内はもちろん、東京の老舗ホテルやレストランに卸すことからも伺える。
「高い品質のものを作ることを目指しているだけです。商品として当たり前のことです」と話すその姿に、期待と安心感を覚えずにはいられない。
● はーと&べりー/はーと&べりー
イチゴ摘みは入園料300円、3月までは100g180円。
「指名買い」が多い野口さんのイチゴ。
●ハート&ベリーのイチゴ
旬/冬(通年栽培)
甘味と酸味を活かし、スイーツやデザートなどにアレンジされ、
日本で最も親しまれているフルーツの代表格。
● NIKI CLUB&SPA(二期倶楽部東館)ガーデンレストラン
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