- 全国に名を知られる 胡蝶蘭栽培のパイオニア -
宇都宮市東部、鬼怒川近くに並ぶハウスに入ると、胡蝶蘭に囲まれる夢のような世界が広がっていた。
キヌナーセリーが胡蝶蘭の栽培を始めたのは1973年、まだ栽培方法が確立しないなか、試行錯誤を重ね、現在、年間出荷数22万株という、全国でも指折りの胡蝶蘭栽培農家となった。
通常、海外で育てた苗を輸入し、国内で花を咲かせ出荷するスタイルが胡蝶蘭栽培の主流だが、キヌナーセリーではグループ企業連携によるリレー栽培を導入。
自社ですべての工程を管理し、貴重な純国産の胡蝶蘭を生産している。
「胡蝶蘭は生育環境を整えるのが難しく、栽培期間も2年~2年半と長いため、高い技術が必要です。日々花と向き合い手をかけた結果が、咲いたときにわかる。そこがやりがいですね」と齋藤さん。
これまでも多くのオリジナル品種を生み出しているが、現在も新品種開発を続けるなど、前進を続けている。
一方、咲き終わった株を預かり再び花を咲かせる取り組みも行っており、全国から依頼が舞い込む。
贈った人と受け取った人、それぞれの想いをつなぐ特別な蘭だからこそ長く楽しんでほしい、そんな齋藤さんの想いが伝わる。
「もっと多くの人に蘭の魅力を伝えたい。身近に感じてもらう工夫をこれから考えていきたいですね」。
そんな愛情を込めて育てられた胡蝶蘭を、母の日の贈り物として提案してくれるのは「ffHK 花亀」。
「齋藤さんの胡蝶蘭は本当に品質が高く素晴らしい。日持ちもするので自信を持って勧められます」と亀井店長。
「コロナ禍でなかなか会えないお母さんに、いつもよりちょっと豪華に胡蝶蘭を送りたいという方も多いです」。
こんな時だからこそ「幸福が飛んでくる」という花言葉を持つ胡蝶蘭を贈ってみてはいかがだろう。
● 株式会社キヌナーセリー 齋藤 芳哲さん
色とりどりに咲き誇る胡蝶蘭。
仕上げも熟練スタッフが行う。