- 個性的なイタリア野菜をオーガニックで栽培 -
58ロハスクラブがゴルフ場だった時代、レストランでおいしい野菜を提供したいと、敷地内に自社農場を作ったのがロハスファームの始まり。
施設は形を変えたが農場はそのまま、イタリア野菜を中心に個性的なオーガニック野菜を栽培し続けてきた。
「遠方から野菜を買うためだけに来てくれる人がいる。おいしいと言ってもらえるのが、何よりのやりがいですね」と農場長の伊東さん。
ロハスファームには、矢板市と塩谷町の2カ所に農場があり、伊東さんは塩谷農場で主にトマトとイチゴを栽培している。
塩谷農場は、もともと河川敷だったため水はけがよく、トマトの栽培に適した環境。
肉厚で甘く特に人気が高い『トマトベリー』や『フルティカ』など5~6種類のトマトをほぼ通年栽培している。
また矢板農場ではカリフラワーに似た『カリフローレ』や、丸い形の『イタリアナス』など、個性的な野菜が種類豊富に栽培されており、冬は『ロイヤルクイーン』という珍しいイチゴが最盛期を迎える。
「女峰を開発した赤木さんが開発したイチゴで、実の中まで真っ赤。本当においしい」と伊東さん。
市場には流通しない幻のイチゴだが、ここでは摘み取り体験ができ、直売もされる。
あぜみちではロハスファームのブルーベリーやイチゴを使ったジャムを販売。
粒が残るぜいたくな味が楽しめる。
一方、「紫塚ゴルフ倶楽部レストラン」では、ロハスファーム自慢のトマトを使ったメニューが、朝食ビュッフェで提供されている。
首都圏から訪れるゲストに、新鮮な地場野菜たっぷりの料理は大人気。
「ロハスファームのトマトは実がしっかりしていて甘いですね」と料理長の渡辺さん。
プロの技でさらに味わいを深めるトマトを、リッチな雰囲気のなか堪能したい。
● 58ロハスファーム 伊東 一寛農場長
親子2代でトマトづくりを続ける伊東さん。
たくさんの愛情を受け育ったトマトは、真っ赤な宝石のように美しい輝きを放つ。