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大沢インターチェンジのほど近く。
のどかな風景が続く一角に飯島さんの農園がある。
妻・翔子さん、姉・宇賀神厚子さんとともに、デルフィニウムとトマトを生産している。
その澄んだ青い花色から、特にブライダル分野でのニーズが伸びているというデルフィニウム。
この日も温かなハウスの中で、美しい花を咲かせていた。
「もともとは花農場なんですが、経営のこと、特に雇用のことを考えてトマトも生産しているんです」と飯島さん。
トマトの主力として生産しているのが、まるでイチゴのようなかわいらしいハート型が特徴の「トマトベリー」というミニトマト。
糖度が高く、肉厚でサクサクと小気味よい食感。
甘みと酸味のバランスが良く、青臭さが少ないため、フルーツ感覚で食べられると注目を集めている品種だ。
飯島さんをはじめ20代の若者が中心となり、生き生きと農業に従事する姿は、次世代、さらにその次の世代の栃木の農業を担う人たちにとって大きな刺激に違いない。
そして今回、“街中のオアシス”と評判の人気カフェ「fudan cafe」に、この「トマトベリー」を使ったメニュー開発を依頼。
赤色とかわいらしい断面が映えるピッツァを考案してくれた。
「この甘さ、ジューシーさ、食感を生かしたくて」とマネージャーの手塚さん。食感を楽しめるよう、トマトは大きめにカット。
絶妙な火の入れ加減で甘さとジューシーさを一層引き立てる技術は、さすが人気店のなせる業!
バジル、ホワイトソース、ハニーマスタードとの組み合わせによって、異なる味わいを見せてくれるのも楽しい。
今後、人気が出ること間違いなしのトマトベリー。ぜひ一度ご賞味あれ!
● 飯島太陽さん
濃い青色から淡い青色まで、清楚な色合いが魅力のデルフィニウム。
こちらもあぜみちで販売中。