- 「効率化することで安定したものを届けたい」 -
宇都宮市インターパーク周辺に構える巨大な4つのハウス。
中はキレイに整えられた環境で、ミニトマトが赤く熟している。
今回はここ「鹿沼グリーンファーム」の代表・星野さんにお話しを伺った。
もとはパラを栽培していたハウスを借り、ミニトマト栽培に励む。
「広さは約700坪。すべてミニトマトを栽培していて、一日に200キロ程収穫します」。
インターパークのほか、小山市でもハウス栽培を営む星野さん。
キャリアは5年と浅いながらも、かなりの生産量を誇っている。
「鹿沼土の生産に携わり、独立前に2年程下積みとしてさまざまな勉強をしました。当初から法人としてスタートさせ、組織化することで効率化を図りたいと考えていたんです」と自身を振り返る。
栽培に携わって5年、この間は試行錯誤の連続。
天候に左右される部分も大きいので気が抜けない。
「始めて1、2 年目は与える水分を減らすことで甘みを出そうとしていたのですが、それだと病気に弱くなってしまって・・・」。
現在、星野さんは「バッグ栽培」と呼ばれる手法を採用している。
袋状のものに土を入 れそこから茎が伸びている。
1シーズンごとに土をまるごと入れ替えができるので、病気になりにくいというメリットがある。
そしてしっかり光合成をしたミニトマト。
一粒いただくと、凛としたうまみで、まるで太陽を彷彿とさせる力強い味がした。
● 鹿沼グリーンファーム/かぬまぐりーんふぁーむ
宇都宮市と小山市でミニトマトを栽培。
甘みがあり力強いトマトは「あぜみち」で購入ができる。
真っ赤に熟れたミニトマト。太陽の光を浴び、力強い味がする。
●星野さんのミニトマト
旬/春先から夏頃。
ミニトマトは品種が多く、色や形の違いもある。