- 鹿沼のそばのおいしさを、全国に伝えていきたい! -
良質なそばが収穫され、栃木県内屈指のそば処として知られる鹿沼市久我地区。
豊かな環境に恵まれたこの地で、湯澤さんはそばとこんにゃくを生産している。
「もともとは和食店で働いたり、長距離ドライバーをしたりしていたんです。
28歳で子どもが産まれたのを機に地元に戻ってきました」もともとこんにゃく農家を営んでいた父親とともに、現在はそばも生産。
個人農家を法人化、そばの栽培から製粉、製麺まで一貫して手がける。
ほかにも伝統の製法を守る手作りこんにゃく、鹿沼でとれた食材をふんだんに使用した加工品など多彩な商品を生産、栃木県産素材の県内外へのPRに取り組む。
そしてこの快活な人柄ゆえだろうか。
幅広い人脈を生かし、自社商品のPRはもちろん、イベントにも積極的に参加。
「とあるプロジェクトのお誘いで、都内でイベントをやったときは、そばってこんなにおいしいんだ!と喜んでもらえました。これからも“鹿沼と言えばそば”と発信していきたいですね」ゆくゆくはこの地にそば屋を構える予定だという。
久我の自然に育まれた高品質のそばを、もっともおいしく食べてもらうには、“挽きたて・打ちたて・茹でたて”が一番。
「僕が作っているのは、古くから田舎のおばあちゃんが作ってきたような“田舎そば”。まだまだ修行中ですが、おいしいそばを食べてもらえれば、それが一番。
生産者としてお客様に最高のものを届けたいですから」まもなく40歳、若い生産者として地元からの期待を一身に背負う。
その笑顔に気負いは無いようだ。
● 株式会社ユーズプロセス
自分たちで作ったものを、自分たちの手で売る、をコンセプトに、生産から製造・販売まで一手に手がける。
たわわに実るそばの実
●たわわに実るそばの実…収穫も近い!
一般的に9月後半から11月中旬にかけて収穫を迎える「秋そば」。
「ユーズプロセス」では、毎年11月に収穫を行う。