- 自然の中で強く育った野菜はおいしい -
清水さんが作る野菜は、化学農薬・肥料を一切使わない有機農薬で育てられたもの。
その野菜作りのルーツは大学時代に遡る。
農業について学ぶ中で、那須塩原市にあるアジア学院でボランティアとして従事し、そこで出会ったのが有機農業だ。
堆肥は自然由来のものを使い、環境や生育状況に合わせて量やタイミングを調整する作業におもしろさを感じたそう。
自然と共存する意義と大切さを学ぶきっかけになった。
以降は青年海外協力隊としてドミニカ共和国で有機農業の普及に務め、帰国後は有機農業で知られる神奈川県「相原農場」で働きながら、自らの農園を持つため、研修を受けた。
ハウスを覗くと水菜、チンゲン菜、小松菜、春菊、カブが伸びている。
化学肥料に頼らないため、一般的に流通する野菜よりも薄く青みがかった色で、一見すると小ぶりながらも、力強い。
野菜本来が持つ自然の力で育つため、甘みや味が濃く、凜とした澄み切った味わいがある。
「野菜は自分で生きる力を持っている。
自然の中で強く育った野菜はやはりおいしいです」と語る。
「Nukumori」では小松菜を使い、ジュースとして提供される。野菜を主役にした料理に定評がある同店。
「AKI農園」の野菜作りを応援する。
また旬の味は「野菜セット」として、個人宅への配送販売や単品は「農産直売所あぜみち」でも購入ができる。
家庭でもその味を試してみては。
●AKI農園/あきのうえん
住所:〒321-0346 宇都宮市下荒針町2657-1
自然と共生し、強い野菜が育つことで本来の美味しさを私たちに教えてくれる
(mail)aki-nouen@krf.biglobe.ne.jp
太陽に向かって真っ直ぐ伸びた茎。野菜本来の味が凝縮されている。
●AKI農園の小松菜
旬/晩秋~初春
ビタミンAが豊富で、鉄分などのミネラルもたっぷり。
冬にも強いので、通年栽培される。