2014年9月
シイタケ農家
農薬を使わないところに惹かれたんです
さくら市でシイタケ農家を営む大久保さん。長髪を束ね、首もとにヘッドホンをかけるそのルックスは、“農家らしかぬ”雰囲気。それもそのはず、シイタケ栽培の傍ら、敷地には音楽スタジオを持ち、自らも演奏やエンジニアとして活動を行う。
そんな経歴を持つ大久保さんがシイタケ栽培を始めたのは、2006年のこと。脱サラ後のことだ。「温度管理ができる温室を造るなど、設備投資は大変でしたね」と当時を振り返る。農薬や化学肥料を使わずに、肥料だけで栽培することに惹かれたというシイタケ栽培。菌の状態ではまるで生物のようで、生えてくればそれは植物のよう。そんな特殊な生育状況もまたおもしろいという。月の満ち欠けや気圧の変化にも生育に影響を受けるシイタケだが、大久保さんは温室でモーツァルトをかけるなど、独自の工夫も行う。「音楽で生育に良い影響があるといいなと思っています」。
そんな大久保さんの今後の目標はさらなる品質向上。大久保さんのシイタケは、1本ずつが凛として、大ぶり。傘に厚みがあり、芳醇な香りがする。「あぜみち」では、高い鮮度のまま店頭に並ぶので、その味を存分に堪能できるはずだ。「パスタなどは最高に合います。ぜひお試しください」と大久保さんは語る。
シイタケ農家●おおくぼさとる
さくら市でシイタケ栽培を行う。
菌床からはたくさんのシイタケが生えて、収穫を待つ。通年「あぜみち」で購入が可能だ。
caffe&Gelateria Honey B
* TSUNA-GU 店
〒322-0048 鹿沼市村井町291-5
- 電話:
- 0289-62-4018 11:00~18:00(L.O./17:00)
(ランチ/~14:00(平日))
休:火曜(祝日の場合は翌日)
駐:30台
* TSUNA-GU グルメ
椎茸のタプナード焼き
食感、香りの良さを活かしたアルコールにもぴったりな一品
ブラックオリーブとアンチョビのペーストであるタプナードを、大ぶりなシイタケにたっぷりと塗り、オーブンで焼き上げる。素材の食感や香り、味を損なわないようスライスせず丸ごと使う。肉厚なシイタケは食べ応えもあり、ワインのお供にも最適な一品に仕上がった。
Shop
黒田養蜂園のハチミツ
黒田養蜂園 鹿沼市
〒322-0048
- 鹿沼市村井町291-5
電話:0120-82-1138
料理によって使い分ける自慢のハチミツ
ここ「Honey B」を経営する「黒田養蜂園」。そこで獲れたはちみつをすべての料理に使用している。料理に加えてコクを出したり、隠し味として使ったりと用途の幅が広い。どの料理にどの種類のハチミツが使われているか明記してあるため、新しい料理の提案としても。時には客から使用例を教わることもあるとか。
地元鹿沼のフルーツ
地元農家各所 鹿沼市
メイドイン鹿沼の味覚をフレッシュなジェラートで
ジェラートに使用する素材は、地元鹿沼を中心に県内の旬な農産物を農家より直接強いて。今の時期は梨に洋ナシ。間もなくイチゴやトマトも並ぶ。すべてのジェラートに、こだわりのはちみつを使用しているのも特徴。ジェラートを通して、県の美味しい農産物を発信して行きたいという思いで取り組んでいる。
鮮度抜群で旬の味覚が皿の上で輝く
平日のランチタイム限定の前菜プレートの主役は彩り豊かな野菜たち。素材の味を引き立たせるのに活躍するのがハチミツ。しかし、それは新鮮な素材があってこそ。その結果野菜のほとんどは「あぜみち」から仕入れている。「旬のものがしっかりそろっているのが魅力」とは料理長の本田さん。前菜以外の料理でも使用している。